HAILIBLOG

ベトナムからのブログ配信

マーケティングマネージャーを雇って学んだ失敗

日々の活動報告

執筆者
取締役 場谷一也

HAILI取締役の場谷です。日頃の事業活動について色々ご紹介していきたいと思っています。今日はマーケティングマネージャーについて話してみたいと思います.

MHIエアコン時代の10年間は全くマーケティングをやらずにとにかく、ディーラーさんとの付き合いに重点を置いて営業活動していました。それがクリンスイ浄水器ビジネスを始めたら、世の中の認知度がまだまだ少ない商材だったのでディーラーさんとの関係が影響ほとんどしないB2Cの商売となりました。
ここで言うB2Cビジネスとは、とにかくエンドユーザーが認知して買おうと思ってもらえないと売り上げがあがらない商売のことです。なので、エンドユーザーに対してのマーケティングが肝になるビジネス故、マーケティングマネージャーが非常に大切な役割でした。

5年間の間に3人のマーケティングマネージャーと一緒に働きました。が、ことごとく失敗に近い形に終わってしまいました。それはひとえに私の経験不足からによるものが大きいと思います。
私のイメージしていたマーケティングマネージャーは、お客さん( dealer / Partner / End-user ) を理解して、ただ、Dealer , Partnerの理解は少し時間かかるので、End-user 、最低でもクリンスイユーザーの気持ちは理解して欲しいと。クリンスイユーザーの気持ちを理解して、どういうマーケティング施策にしたら、クリンスイを買ってもらえるのかを考えるべきだと。。。

ただ私が雇用したベトナム人マーケティングマネージャー3人とも揃って理解しようと試みないことにびっくりしました。彼らは従来の自分のやり方をクリンスイビジネスに持ち込むだけでした。
お客さん知ろうとしないなら、せめてブランドコミニケーションガイドラインという少しクリエイティブな部分を部下のデザイナーやコンテンツと一緒に作ってみて下さいと指示しても、誰一人作れ無かったですね。

私から見ると、部下のトレードマーケティング、デジタルマーケティング、ブランドPICを使って日々のマーケティングを回しているだけのように感じてました。そのマーケティング施策がセールスが喜ぶ施策なら良いのですが、セールスマネージャーとは仲が悪く話もしないし。じゃあ、クリエイティブな部分が良いのかというと、そうでも無くずっと中途半端でした。もちろんそうなると私も不満を言い始めてしまうので、マーケティングマネージャーはいづらくなって辞職するパターンばかりでした。

ちょっと愚痴っぽくなってしまったのですが、結論としては、マーケティングマネージャーは設置せずに、広告代理店(エージェント)をProject毎にピッチして選んでいけばよいと。日頃のマーケティングはリーダーと我々で十分に回していけると。。
要はお客さんを理解するの難しいであれば、経験豊富なエージェントに頼んでマーケティング施策を考えてもらい、PDCAで回していけばよいと。
またマーケティングマネージャーの代わりにクリエイティブマネージャーに投資しようと思いました。これが5年間で学んだマーケティングマネージャーへの結論になりました。

さて、今後どうなるやら。。

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