HAILIBLOG

ベトナムからのブログ配信

クリエイティブマネージャーが必要!

日々の活動報告

執筆者
取締役 場谷一也

HAILI取締役の場谷です。日頃の事業活動について色々ご紹介していきたいと思っています。

前回、マーケティングマネージャーについて苦労した話をしたと思います。その際にマーケティングマネージャーの代わりにクリエイティブマネージャーの雇用を決めた背景を話させていただきました。故、今回は、クリエイティブマネージャーを雇用しブランドコミニケーションガイドライン(略:ガイドライン) 作成について書いてみます。

何故このガイドラインが必要なのか?と申しますと、毎月のデジタル広告を投資する際にキービジュアルやコンテンツが必要となるのですが、このガイドラインが無いと、毎月弊社のデザイナーやコンテンツが思いつきで作成してしまい、年間で見ると統一性がなく、ブランドイメージの統一性が失われてしまいます。要は行き当たりばったりのデザインやコンテンツになり、どうしてもセールスからの要求に負けてしまい、値引き中心のスーパーマーケットの広告のようになってしまいます。

また、クリンスイブランドがベトナム市場でどうあるべきなのかも慎重に考えて、ガイドラインを作成していかなければなりません。今後10年のクリンスイブランディングの根幹となるガイドライン作成となります。

正直ずっとどこかでデザイナーを変えないといけないと思っていたのですが、毎月毎月プロモーションを行ってデザイナーのキービジュアルが必要だったので、どうしても途中で方針変更できませんでした。。そんな折、今年6月~9月まで4か月間ロックダウンとなり営業活動が停止となりました。またこの際にマーケティングマネージャーも辞職したので、思い切ってクリエイティブマネージャーの雇用を決断しました。ロックダウンで売り上げなく経費がロスになっている状況で良く決断したものだと思います。そのくらい深刻に考えていました。


8月から新しいクリエイティブマネージャーとガイドラインをそれこそほぼ毎日やりとりしながら一緒に作り上げていきました。全く今まで知らなかったクリエイティブの世界をクリエイティブマネージャーを通じて知ることになり非常に新鮮でした。私自身も日本からブランディングについての本を何冊も取り寄せて熟読し理解につとめました。。

おかげで、今まで何となく見ていた写真一つにしても、写真の撮り方によって全くクオリティーが違い見る人の印象は変わるということも理解できました。またマーケティングマネージャーにクリエイティブな仕事は無理だし、クリエイティブチームを率いさせるのも間違いだったと。。
クリエイティブチームを率いるのはせめてグラフィックデザインの専門を学んだ人でないといけないでしょうし、やはり自分でデザイン、コンテンツを考えた経験のある人でないとマネージャーになれないと。餅屋は餅屋だと。マーケティングマネージャーがデザイナーの指導教育が出来ないのは当たり前だと。。

またマーケティングの始まりはクリエイティブチームのProductionから始まるとも理解出来ました、ここの品質が悪いとどんな良いマーケティングの施策をしても中途半端なイメージを広めるだけでかえって逆効果になることも。。

ガイドラインを作る前に作成したMARCOM Houseです

ガイドラインは長い本になるので割愛します。

CM製品の宣伝広告のK/V

ガイドラインの整備が出来たらデジタル広告のキービジュアルも下記のように変更になります。
(現在、写真についても全て取り直ししているので、K/Vに製品写真が未だ使われていないグラフィックデザインだけです。来年2022年から本格的に変更します)

ガイドラインを整備する前のキービジュアル

ガイドライン整備後のキービジュアル

ご相談・お問い合わせ

例えば下記のような、日本製品メーカー様からのご相談・お問い合わせを歓迎いたします

  • 現地法人や支社を設立できるほど大きな事業規模はないが、ベトナム市場に自社の製品を販売・広めたい
  • すでに現地代理店と契約してベトナム進出しているが、実績が上がっていない
  • ベトナム進出から現地でのマーケティング、販売まで全て頼ることができる代理店を探している
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